夢を見た
 地下のやたらと内装のこったレストランで男と酒を飲んでいた。
 入り口に入って左側に禁煙席なのかほの暗い照明に黄色とオレンジのマーブル模様で統一された部屋、
 それと同じようにあつらえたテーブルと椅子が見えた。
 カラフルな螺旋階段を下りる。
 マーブルに染められた電飾の羽根がくるくる回る。
 白い床の下には電気が通っていて光っていた。
 私はピンクの四人用テーブルに二人で座っている。
 ピンクのスチールで出来た四角いテーブルに同じ素材の椅子、
 背もたれと座る部分はビロード。
 至る所にピンク色の鉄の直径50cmくらいの支柱が立っており、
 潜水艦の窓のような丸い窓が付いている。
 ウェイトレスが持っていたカードのようなものを縦にスライドする。
 丸窓が開き、菓子やコーラなどの飲み物をウェイトレスは取り出して運ぶ。
 「浮気相手に浮気がばれそうなんだよね、女の影とかやっぱり分かるのかな?」
 男は言う。
 「ああ、多分それは女の勘も有るでしょうけど貴方の態度が一番の原因なんじゃないですか?」
 夢の中、冷静に青い切子グラスで焼酎を飲んでいる。
 「そう?」
 と男は困った様子も無く笑いながら青いカクテルグラスを傾けている。
 金髪の彼女が脳裏をよぎった。男が言っているのはあの人のことなのだろう。
瞬きをすると夢が終わった。